007 リビング・デイライツ

1987年公開。4代目のボンド役のティモシー・ダルトン。時系列だとこの人のほうが先なんだけど、ゆきぴゅーはプロスナン作品から観ちゃったので変な感じ。っていうか映画が始まって最初どの人がボンドなのかわからなかった・・・。ダルトンさんの第一印象は「濃い顔ー!そして鼻が高ーーーい!!!」。見慣れるまで時間がかかりそうだと思いました。

物語は、ダブルオーメンバーのジブラルタルでの演習訓練からはじまります。スカイダイビングでロック・オブ・ジブラルタルに降り立った仲間の一人が何者かに殺される。火の車で逃げる悪人、それを追うボンド。あいかわらずハラハラドキドキのオープニング。危機一髪のところで助かってパラシュートで美女の乗るボードにはらりと降り立ち、「アナタ、どなた?」の問いかけに、「ボンド、ジェームズ・ボンド」と初名乗り。と、ここでまずつかみはOK!冒頭でダブルオーメンバーが殺されたのはその後の付せんになっているわけで。その後、ソ連の高官コスコフ将軍の亡命の手助けを任命されたジェームズ・ボンド。人気のチェロ奏者カーラという女性の妨害に遭いながらも無事チェコからオーストリアへの亡命を成功させる。しかしそれもつかの間、コスコフ将軍はソ連のKGBが西側スパイの暗殺を企てていてその親玉はプーシキン将軍だという情報を残した後、何者かによって連れ去られてしまう。しかし、プーシキン将軍を以前から知るボンドはどうしても解せない。他に黒幕がいるはずだ。ボンドの予想通り、殺し屋と見せかけたカーラの妨害などすべてKGBの仕業と見せかけるために黒幕が用意した亡命芝居だった・・・・というあらすじ。

ボンドガールのカーラは華奢でどこかオードリー・ヘプバーンみたいな雰囲気を持つ女優さん。コスコフと親しい仲だったカーラが、自分はうまく利用されていたこと、そしてたよりになるのはボンドだということに気づくと態度が一転、いきなり“おぉジェ~ムズ!”ってな感じでボンドラブ♪になったのには笑いました。 そんな彼女、今までのボンドガールのように肉体派のセクシー系ではないところがかえって印象深くて忘れられない一人になるような気がしました。

ボンドとカーラがチェロのケースで雪山を滑るシーンが楽しそうで一番好きな場面です。といっても後ろからはバババババーーーンと銃声がひびいていて大変な状況なんですケド。ちなみに、後日見た特典映像で、カーラ役の女優さんが「あのソリの舵取り役は私だったのよ。すごく大変だったわ」と語っていました。で、よーく観ると、わかりました、チェロケースの下にあるハズのないソリがくっついてるのが。

それから本作品でカッコイイ主題歌を歌うのはa-ha。アーハ、あーは、です。今聴くとおおおー!これぞ80年代ー!っていうサウンドで新鮮。主題歌もその作品をイメージする大切な要素ですわね。
カーラはこうやって手を下にして舵をとってるらしい

↑国境を越えるふたり。

007 慰めの報酬

ついに、ついに観ました、最新作!2006年公開『カジノ・ロワイヤル』の続編という本作は、「ボンド、ジェームズ・ボンド」という前作ラストのセリフから一時間後という設定だそうで、その一時間後ボンドは何をしていたかっていうと、カーチェイス。アルファロメオとアストンマーティンの、ものすごいオープニングアクションでした。最後片方のドア無かったし。絶対ボンドが助かるとわかっていても、う”う”う”う”う”う”う”ーーーーって体中に力が入っちゃうのはゆきぴゅーだけ???

前作で最愛の女に裏切られ、そして目の前でその女を亡くした007ことジェームズ・ボンド。彼女をそんな運命に引きずり込んだ悪の組織の黒幕をつかまえるために若きボンドは無茶をしながら次々と殺す、殺す、殺す。その暴走ぶりに上司Mが「復讐の為にむやみに人を殺すな」と忠告してもまったく聞く耳を持たないボンド。同じく幼い頃に家族を殺された復讐のために悪党に近づいているカミーユというナゾの女性と知り合って共に悪に立ち向かうというストーリー(>かなりおおざっぱ)

前作同様にかなーりシリアスな内容と息をのむアクションで展開される一方、笑いは無し!肩が凝った!というのが見終わった後の率直な感想。だけどボンドが確実に成長しているのがわかって面白かったです。こうやって新ボンドの人物像が徐々に肉付けされていくんだろうな~と思うと、この先が楽しみ。3代目ボンドのロジャー・ムーアがたしか58歳くらいまで頑張ったハズだから、現在41歳のダニエル・クレイグはまだまだ大丈夫ですわね。笑いが無かったって書いちゃったけど、一ヶ所だけ、ニヤリとしちゃったシーンがありました。カミーユじゃないほうのボンド・ガールが石油を体中に塗られてベッドで横たわる(死んでいる)場面。「007/ゴールドフィンガー(1964年)」の金粉シーンとまったく同じですものね。そういうオマージュが探せばもしかしたらもっとあるのかなぁ。

今回はM(ボンドの女上司。MI6のトップ)の出番がやたら多かったような気がします。カジノ・ロワイヤルでもそうだったけど、Mの自宅が出てきたりダンナさんの存在がちらりと見えたりすると、あぁ、あの鉄のようなMにもちゃんと家庭があるんですのね、とミョーな親近感が生まれます。特に今回はMがコールドクリームを顔に塗ったくって化粧落しをしながら部下に指示を出すのがかなりイケテると思いました。そういえばMとか美人秘書のマネー・ペニーは“ボンド・ガール”ならぬ、“ボンド・ウーマン”と言うらしいですわね。マネー・ペニー、次作には登場するでしょうか???

もうひとつ、かっこよくて好きなシーンがこれ。オペラ『トスカ』の劇場に忍び込んだボンドが、イヤフォンを使って秘密情報を話し合う悪者達を遠目に探して写真を撮りそれをMI6に転送するとコンピュータが瞬時にその人物が何者であるか解明していました。大昔のボンド映画にはなかったイマドキのツールが活躍していて時代を感じますわね。それから、マティスと一緒に乗った飛行機の中で“眠れない”ボンドがカクテルを飲むシーンもかっこいい。なんだかんだと結局やっぱり新しいボンドは無骨でクールでタキシード姿が超ステキだということ。

“そういえばボンド・ガール、カミーユの背中にあったヤケドのような痕、あれが気になったなぁ~”とさっき思い出してネットでいろいろ見てたら、あれに関してはやっぱりとらえ方は十人十色のようで、ナゾのままだったので次回作に続くネタのひとつだとか、少女時代に家族を目の前で殺されて家に火をつけられたっていうセリフがあったからだとか、役とは関係なく本人の日焼けのあとであれは女優としてどうかなのとか。まぁどう考えても3つ目ってことはないと思うのですが。

ラストシーンのコート着てるボンドがカッコイイ

今回のボンド・ガールに共通していたことはふたりともかわいいオン・ザ眉毛だったことですの。

007 ダイ・アナザー・デイ

ピアーズ・プロスナンの最後の作品。公開は2002年。4作連続で観ると、「あぁちょっと歳とったな」とわかっちゃうのが悲しかったです。でもクールで甘いマスクは健在。ダイヤモンドと武器を売買して悪いことをしている(かなりイケメンの)ムーン大佐を殺すために北朝鮮に乗り込むボンド。しかもサーフィンで。この豪快な波乗りシーンのオープニングはかっこいい!で、うまく敵地に潜入したつもりがすぐ素性がバレちゃっていきなり絶対絶命。そこでダイヤモンドに仕掛けた爆弾を押してドッカーン!その時矢のように飛び散ったダイヤモンドが顔中に刺さったムーン大佐の側近ザオが今回の強烈な悪役となります。ホバークラフトでの激しいチェイスの末にムーン大佐を殺したと思ったら、あっさり父ちゃんのムーン将軍に捕らえられちゃったボンド。・・・と、長くなっちゃったけどここまでがこの映画の冒頭シーンです。ふぅ。
 で、やっとここでマドンナが歌う主題歌が流れて、ボンドは14ヶ月もの間北朝鮮で拷問を受け続けるという、ちょっと残酷過ぎる展開に。こんなに苦しめられるボンドは初めてですわー。かわいそうですわーと思いながら見ていました。髪も伸びてヒゲはボーボーの変わり果てたその姿はまるで『キャスト・アウェイ』のトムハンクスみたいでした。が、しかしある日いきなり解放されることになるボンド。MI6(ボンドが所属する英国の秘密機関)側が捕らえていたダイヤモンド顔のザオと人質交換でした。よくよく話を聞くと、北朝鮮に潜入していたアメリカの諜報部員が殺されて、それはボンドが拷問に絶えかねて漏らしたのではと疑いをかけられているらしいことがわかります(もちろんボンドは無実)。上司のMに「あんたはもう無用」とまで言われちゃって、いてもたってもいられないボンドは、無実を証明するため、そして自分をハメた何者かを探すためにパジャマで海に飛び込む~~!!!以上、お話出来るあらすじは終わり。

その後ボンドは、キューバにある遺伝子交換の病院へ行ったり、かと思いきやイギリスに戻ってフェンシングをやったり、アイスランドの氷の世界に行っちゃったりとあいかわらず大忙し。今回のボンドガール、ハル・ベリーの完璧なボディーはあそこまでいくとCGみたいに見えて魅力があるのかないのかわからず。もう一人のボンドガールは憎たらしいほどのクール・ビューティーだけど、ちょっとだけブリジット・ジョーンズの日記の人に似ていると思いました。アイルランドで衛星からの熱線攻撃から逃げたボンドが、崩れ落ちる氷のビックウェーブで再び波乗りするシーンはバリバリ合成に見えちゃって、ちょっといただけませんでした。それにしても透明になって見えなくなっちゃう車、サイコーです。ザオと氷の上でのカーチェイスも迫力満点。ただ、フェンシングクラブのオーナー役で出ていたマドンナ、あれは蛇足なのではと思ったのはゆきぴゅーだけ???バークラフト

ザオの顔はキョーレツ

ハル・ベリーの登場シーンは海からあがるセクシーな場面。美女に弱いボンドは案の定・・・・。